自律神経を整えるには腸を見直す

腸には

脳からの命令がなくても腸だけで機能できる独自の神経系を持っています

ただ、腸は、脳をはじめとした全身の臓器とのネットワークも持っているので

「腸の状態が全身の状態にも影響を及ぼす」ということです。


腸から発せられた電気信号が

脳に伝わり

自律神経から

全身の臓器への信号となる

ということです。


ということは

腸から発せられる電気信号は

いい信号を発したいものです。


そして、その腸から発せられる信号は

腸内細菌が生命活動の中で発生させる

様々な物質が決めているのです。


すなわち

全身の健康状態は腸内細菌が作る物質が決めている

ということになります


一般的に

腸内細菌は、「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」に分類されますが

善玉菌が多いと

当然、善玉菌が作る物質がたくさん発生することになり

腸から吸収されて全身の臓器に対して作用したり

神経系の信号のきっかけになったりして

健康が保たれるということになります


善玉菌が作る物質は、

一般的に生理活性物質と呼ばれ

人の健康を守る大切な働きをしています

自律神経を整えているのも、これらの物質です。

セロトニンや、オキシトシンなど

精神状態を決めるような物質もたくさんあります。


一方、悪玉菌が多いと

悪玉菌が作る物質が多いということになります。

結果、健康からは離れていくことになります。

悪玉菌が作る物質には

発がん物質

アレルギー物質

臭いの元になる成分(くさいやつ)

(実際、体臭や口臭が便臭とかっていう人もいる)


菌そのものも

死菌の死骸も

「多少」

免疫には作用しますが、それ以上でも以下でもない。

だから、ヨーグルトとか生菌製剤をとったところで

死ぬので

健康に対しての効果というと「???」なのです。

それよりも、

牛乳による動物性蛋白質が過多になることの方が

腸内環境を悪化させる原因にもなりうるということです。


「菌の作る物質」が

身体的な健康も

精神的な健康も左右している、ということです。


どのようにして

腸内細菌のバランスをとり

心身の健康を維持していくか

ここが大事になってきます。


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